飲みたい!という欲望が周期的に沸き起こってくる珈琲がモカだ。
機屋のエクストラコーヒーには、イブラヒムとホワイトキャメルフレンチのイエメン産とサンイルガチェフのエチオピア産の、全部で3銘柄のモカが今オンリストしている。
モカマタリ ホワイトキャメル フレンチ 2014年物
滅多に深煎りに仕上げることのないイエメンモカだが、このホワイトキャメルはギリギリまで深煎りに仕上げている。深煎りの甘み、なかなか実現できない領域だけど今回の焙煎豆はどう仕上がっていくのか楽しみでもある。
モカマタリ イブラヒム 2015年物
スパイシーな味わいと独特のモカ臭が絡み合って、丸みのある香味が引き出せたら素晴らしい珈琲になる。理想的なポイントで焙煎を進めていくことはなかなか難しいイエメン珈琲だけど、ハマったときの感動的な味わいを想うと何度でもトライしていきたい珈琲なのだ。
エチオピア モカ サンイルガチェフ 2015年物
仕入れから9年、エチオピア産に求めるような味わいにベクトルが向いてきた。酸味、苦味、スパイシーな香りがバランスよく溶け合った旨みの集合体のような味わいに仕上がっている。
モカコーヒーにはいつも以上に期待を抱いてしまうのは自分だけかもしれませんが、珈琲が一層美味しくなる季節にさまざまな表情の珈琲を楽しめそうです。
機屋店主 関